RaLuna　ミュージックプロデューサー、シンガー、DJ。30年以上に渡り、エレクトロニックミュージックシーンで活動、数十人規模の親密なギャザリングから、7万人規模のフェスティバルまで、多様な環境でパフォーマンスを行ってきたスキルと経験値、ウェルネスシーンにも精通していることから、２つの世界観を融合させたスタイルで新たなキャリアを始動。前アーティスト名義HIDEYO BLACKMOONからの移行となる。

15年以上に渡る作曲活動とメディテーションやヨガの実践を通じて、エレクトロニックミュージックとホリスティックなヒーリングアートの領域を橋渡しし、音楽と精神性を通じてリスナーを変容の旅へと導き、集合意識の目覚めへの貢献と個人の癒しのサポートを目指している。

音の癒しの力が科学的にも認識されつつある今、RaLunaはその変革の可能性を探求し続け、オリジナルメソッドであるミュージック・ニードラとメディスンダンスを提供。自分の声を使った癒しの手法やメディテーション含めた自己変容のパーソナルセッション、カスタムメイドなリトリートアレンジメントも受け付けている。

Hideyo Blackmoon DJ、プロデューサー、作曲家、ボーカリストとして、音楽の持つ癒しの力を信じ、長年にわたり活動してきた。彼女の音楽との結びつきは、幼少期からのキーボードレッスンやバンドでのボーカル活動から始まり、1980年代後半には、東京のダンスミュージックシーンに没入し、音楽がもたらすワンネスを体感。この経験が、彼女を音楽に生涯を捧げる道へと導いた。

1990年代後半には、鄙びた地下バーをアンビエントクラブに改装し、東京のアンビエントとチルアウトカルチャーの発展に大きく貢献した。また、日本最大級のナイトクラブAgeha Tokyoの初期メンバーとして、ダウンテンポやチルアウトエリアのレジデントDJおよびブッキングマネージャーを務めた。

彼女のノマド的なライフスタイルとインターナショナルな活動は、彼女を独自な存在にした。アメリカ、アフリカ、南米、オーストラリア、ヨーロッパ、イスラエル、アジア、世界的に知られるフェスティバルBurning Man、Boom Festival、Total Eclipse Festivalなどでのパフォーマンスに加え、ヨガリトリートやファッションイベント、ナイトクラブでも活動し、それらの多様な影響を反映したソロアルバム３枚、コラボレーションアルバム２枚、その他、EP、コンピレーションなどリリースを重ねた。

2008年には、東京でDance Meditationというイベントを開催し、ダンスを通じて人々のウェルビーイングを促すことを目指した。これは今も世界的に人気を博している「Ecstatic Dance」ムーブメントの先駆けと言える。2000年代は、サンフランシスコ、イスラエルを拠点とし、2011年にイビサ島に移住。

パンデミックの間、彼女はアーティスト活動を一時休止したが、2023年に3枚目のソロアルバムをリリースした後、RaLunaという新しいアイデンティティへと移行。これにより、Hideyo Blackmoonとしての役割は終わりを迎えたが、彼女が持つ音楽と癒しの力への深い理解は、今も新たな形で息づいている。